投稿

1月, 2019の投稿を表示しています

現代都市政策研究会2019年1月例会案内

テーマ「 地域包括ケアシステムをどう構築するか ~介護予防・日常生活支援総合事業の現状と課題~」 講師  石川貴美子氏 ( 秦野市福祉部高齢介護課担当課長(兼)課長代理 )   2015年の介護保険制度改正は、介護保険の現場では大きな出来事でした。介護保険の要支援1,2の方が利用するヘルパーとデイサービスは介護予防・日常生活支援総合事業 (以下、「総合事業」)への 移行することとなりました。その他にも「在宅医療・介護連携推進事業」や「生活支援体制整備事業」などの新規事業の立ち上げなど、今も悪戦苦闘の連続です。 これらの取り組みは2025年問題を見越してのものであり、事業を立ち上げただけでは解決できるものではありません。「地域包括ケアシステム」の構築に向けて、自助、互助、共助、公助の仕組みをつくることや、地域ニーズに対応した生活支援サービスや住まいの問題はいかに解決すべきか。 今後は、世代を超えた「地域共生社会」を目指すよう言われておりますが、超高齢社会はさらに進み、担い手不足は深刻な状況です。「今やるべきことは、ちゃんとできているのであろうか … 」このような不安を抱えながらも無我夢中で取り組んできたこと、また、立ち止まり、振り返りながら考えたこと、今後取り組もうと思っていることなど、お話させていただきたいと思います。 ( 石川貴美子 )   1 . 日時 2019年1月27日 ( 日 ) 午後2時から午後4時30分   2 . 場所 三鷹市市民協働センター1階ミーティングルーム ( 三鷹駅南口から徒歩15分程度のところにあります。 ) いつもの三鷹駅前コミュニテーセンターとは異なりますのでお間違いないようにして下さい。

現代都市政策研究会2018年12月例会感想

「エネルギー問題の現状と課題~なぜ、地域からガソリンスタンドが消えていくのか~」”を聞いて K.    S.  JXTGエネルギー勤務の平田泰之さんから上記テーマについて話をしていただいた。話の要点は、①過疎地においてガソリンスタンドが消滅している背景は何か、②ガソリンスタンドの消滅が地域社会に及ぼす影響は何か、③ガソリンスタンドの消滅に対し当該地域においてはどのような対策を講じているか等である。  ガソリンスタンドの消滅は大都市地域に生活する人達には実感を伴わないことかもしれない。しかし、過疎地出身の私としては、このような事例は幾つも耳にしており決して他人事とは思っておらず、切実さを感じている。 事業者の立場からすれば、ガソリンスタンドの経営は営利事業として行われおり、利益が出なければ撤退するのは当然のことである。このため当該地域においては、地域住民の生活を維持するため、地域が主体となって対策を講じていくことが何よりも重要である。「地域の諸問題・課題は地域の人達が汗をかいて対処する」。これは自治の原点とも言え、こうした認識を欠くならば地域の無為無策を示すものである。地域社会の力量が問われる課題と言っても決して過言ではない。 地域からのガソリンスタンドの消滅は、過疎地が直面する現状の一つの側面であり、全てではない。過疎地が直面する現状と課題を理解しておくことは、当研究会としても意義あることと思われる。機会をとらえて過疎地を訪ね、地元の人達と意見交換を行ってみてはいかがでしょうか。