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現代都市政策研究会2023年2月例会案内

  テーマ 「自治体職員が見た欧州コンパクトシティの挑戦」 講師 一條義治氏 ( 三鷹市市民部長 ) 講師の一條氏は、 1980 年代から LRT( 次世代型路面電車 ) を中心とした交通政策と都市計画により、移動距離の短いコンパクトなまちづくりに取り組み、まちの再生と活性化に成功しているフランスとドイツの都市を 2017 年の暮れから 2018 年に自ら訪れ、その成果と実感を得られている。 日本においても少子高齢化による人口減少と都市縮小が同時進行している状況を踏まえ、都市研でも視察した富山市 (2014 年 11 月に実施 ) など先進都市では、コンパクトシティへ取組みが行われ、国においても立地適正化計画の策定を通じた支援などがおこなわれている。しかしその成果は十分に上がっているとは言い難い状況にある。 2 月例会では、欧州における取組みの紹介ととともに、どこが日本と違うのか、今後、日本のコンパクトシティの取組みはどうあったらよいのかなどを考えたいと思います。 ( 文責 室地隆彦 ) ( 参考文献 ) ■「自治体行政マンが見た欧州コンパクトシティの挑戦」一條義治著  2019 年 6 月  ( 株 ) 第一法規 ■「人口減少に対応した立地適正化計画の策定と展開に関する考察」都市問題 2022 年 5 月号 公益社団法人 後藤・安田記念東京都市研究所 1. 日時  2023 年 ( 令和 5 年 )2 月 26 日 ( 日 ) 午後 2 時から午後 4 時 30 分   2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター 4階 多目的室

現代都市政策研究会2023年1月例会感想

               認識が改まった理学療法士という仕事 A.    I.   理学療法士のお仕事というと、病院のリハビリ程度の認識しかなかった私ですが、中村さんのお話を伺ってかなり認識を改めたというのが実感です。実は 10 年ほど前に妻が人工股関節の手術を受け、 1 月ほど入院しましたが、手術の日を除けば、退院まで毎日理学療法士のお世話をいただて杖があれば普通に歩けるようになりました。医師だけでは日常生活を遅れるようにはなりません。 今回のお話で PT の仕事は、進行性の病気も含め、介護がなければ生活が困難な方まで少しでもクオリティ・オブ・ライフを上げるための取り組みをしていることを知りました。中村さんは、「治療的な視点だけでは仕事にならない。」と、本人と家族の求めるものを知り、看護士、介護士、ケアマネ、ソーシャルワーカーといった専門職との連携の大切さを指摘されました。誠にその通りです。 話の中で、本人の求めるものの中には仕事というのもあり、ここまで対応を考えるのは本当に大変だなあと感じました。と言うのは、たまたま昨年、地元の精神障害者の社会復帰をサポートする福祉法人の社会福祉士から、私の会社(大沢ガーデンという造園会社を営んでいます。)に 30 代の通所者をアルバイトとして雇ってもらえないかとの依頼を受けたのです。アルバイトですから、草取りや枝ゴミの片づけなどが主な作業です。本人は少し重い発達障害があり、コミュニケーションを取るのが苦手です。 B 型で 10 年以上通っていますが、外で働いて相場のアルバイト料を稼ぎたいと、職員に連れられ、思い切って私のところに来ました。いきなり現場というわけには行きませんので、しばらく私と一緒に草取りの練習をしませんかと提案したところ、同意してくれました。会社の前には都道の緑地となっている 300 坪ほどの芝地があります。毎朝そこの草取りをするのが私の日課になっていますが、 1,2 週間に 1 回、 2 時間ほど一緒に草取りをすることになりました。(実費として 2000 円お支払いすることもきめました。)目標は、アルバイトとして稼げるスピードとクオリティです。彼とは 5 ヶ月間、草取りをしましたが、結局本人から辞退の申し出がありました。 地元の知的障害の福祉法人の経営にも少し関わっていることもあり、障