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現代都市政策研究会2021年7月例会案内

  現代都市政策研究会2021年7月例会 テーマ  「指定都市の「区政」と「区の自治」を考える ~民主的統制からの展望」 講 師  谷本 有美子さん(法政大学社会学部准教授) 谷本さんは、以前、北区職員時代、当研究会のニューヨーク・サンフランシス合宿にも参加をされ、その後、研究者の道を歩んでこられ、昨年4月に法政大学社会学部の准教授となられました。 昨年、「都市問題6月号」で、表記テーマの論文を発表されています。その要旨では、 「指定都市における区は、東京の特別区とは異なる『行政区』に位置づけられる。それゆえ、公式に区単位の問題を扱う装置を作動させている議会は、現在、横浜市と岡山市のわずか2つにとどまり、議会による区政のチェックは不十分である。神奈川県内の3指定都市(横浜市・川崎市・相模原市)を事例として、指定都市の区を単位とする自治の可能性について考察する。」とされています。 定例会においては、論文の内容を中心にしながら、都と特別区の関係など住民自治の観点から大都市制度についての議論も深めてみたいと思います。(文責;岡田実) 講師プロフィール   法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻修士課程修了。博士(公共政策学)。専門は行政学・地方自治。北区職員、東京財団リサーチフェロー、 ( 公社 ) 神奈川県地方自治研究センター研究員などを経て、 2020 年 4 月より現職。著書『「地方自治の責任部局」の研究‐その存続メカニズムと軌跡 [1947-2000] 』(公人の友社、 2019 年)ほか 1. 日時 2021年 ( 令和3年 ) 7月25日 ( 日 ) 午後2時分~4時30分 2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室 ( 2 )

現代都市政策研究会2021年6月例会・まち歩き感想

                             川崎市麻生区まち歩きと沿線まちづくり                                                           S.   k.     久しぶりのまち歩きは、とても楽しかったです。  コロナ禍で台風接近という状況のなか、川崎市郊外の空気を吸いながら、たくさんの「気づき」や「学び」がありました。帰宅して振り返りながら、「気づき」や「学び」の中身をぼんやりと整理してみました。  今回のまち歩きに通底するキーワードは、3つあると思います。「多様性」「多機能」「自立型」の3つです。  "ネスティングパーク黒川"の魅力は、利用者や入居者の「多様性」を受けとめるデザイン力やコンセプトが支えており、"ファーマーズ・マーケット セレサモス"の人気や集客力の秘密は、産直に留まらない、親子連れで来たくなる場の「多機能」性にあるように感じました。  まち歩き終了後の杉森俊彦さんによる"小田急電鉄の沿線まちづくり"のお話では、たくさんの「学び」がありました。また、 With コロナ・ After コロナを見据えた今後の地域のあり方を考える際の多くのヒントをいただきました。事業者や市民が地域でどのような役割を担い、地域の価値をどのように高めていくのか、という問題意識に始まり、具体的な取組事例等の紹介を伺うなかで、連携・協力関係を多様な主体と構築しつつも、地域の文脈に沿った「自立型」の地域経営を目指すことが自治力を高めていくことにつながるかも~と感じました。昔の岩波新書1冊読んだくらいの盛りだくさんの内容でした。  企画と当日の案内をしていただいた岡田さん、杉森さん、ありがとうございました。  議論したいことがまだあるのに、このまま帰宅するのは惜しいといった雰囲気の鈴木さんの表情が印象的でした。それくらい、濃い1日でした。  コロナが落ち着いたら、現代都市政策研究会恒例の懇親会をぜひ復活させましょう!  大石田さん、よろしくお願いいたします(ぺこり) 。