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現代都市政策研究会2019年6月例会案内

現代都市政策研究会 201 9年6月例会 テーマ「 「 C & T( キャップ&トレード ) 制度の現状と課題」 講師 東川直史氏 ( 東京都環境局排出権取引担当課長 ) 東京都の「キャップ&トレード制度」(C&T制度)は、2010年、都が“世界初の都市型C&T”とPRして開始し、代々4人の知事が、都の環境施策の代表例として内外に発信してきた施策です。この政策は、昔からの大気・水質汚染や地盤沈下をめぐる対策(規制対象の特定と規制)と、比較的近年のディーゼル車排ガス規制や環境アセスメント制度(導入反対勢力との調整)といったこれまでのノウハウの蓄積により誕生しました。 東京都は、2030年度にCO2を30%削減、更には2050年にゼロエミッション都市を実現するため、昨年度にC&T制度の改正を検討し、2020年より新しい仕組みによって、地球温暖化対策を推進していきます。 今回は、自治体が、市民生活に対して影響範囲の大きな規制施策を導入・運用・継続する際の参考とすべく、C&T制度の制定経緯や今回の改正目的、制度の実施状況等について、東京都環境局の担当課長からお話を聞くことにしました。 ( 東川直史 ) 1. 日時 2019年 ( 令和元年 ) 6月30日 ( 日 ) 午後 2 時~午後 4 時 30 分 2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室 ( 2 )

「自治体職員かく生きる」のご案内

現代都市政策研究会の大石田会員、鈴木会員が執筆された本のご案内です。 自治体活性化研究会 編著 自治体職員 かく生きる A5 判・並製 304 頁    本体価格: 2,000 円+税    ISBN978-4-86538-089-7   C1036 発行:一般社団法人生活福祉研究機構  発売: ( 株 )JRC (人文・社会科学書流通センター) 職務と市民ニーズにどう向き合っていますか。新たな仕事へのチャレンジ、大震災時の臨機応変な対応、組織内外の連携など、生々しい現場体験から学び、職員としての生き方を考えてみよう。 第1部 自治体職員は何を目指し、どう業務を実践するか   第1章 自治体の仕事を変える 1 初原の改革者からコミュニティデザイナーまで 2 制度執行 3 総合窓口への道は険しい 4 国、地方、市民事業との関係性を生かす 5 職員にできることできないこと 第2章 市民参加と協働の進め方  1 参加の現場から 2 施設建設と反対運動の現場 3 介護保険前夜と事業者・市民との協働 4 災害と自治体―市民にとっての公務員を目指して 第3章 組織の一員としてどう生きるか  1 政治的な意見の対立と調整 2 理事者と自治体職員 3 自治体の計画づくりと職員 4 自治体における政治と行政 第4章 組織を越えたつながりで地域課題に取り組む 1 地域課題に取り組む―求められる専門性と多様性・柔軟性 2 市町村保健師としての生き方と地域連携  3 包括的支援体制の構築と地域づくり  4 自主研究による自治体 ( 職員 ) の活性化 5 「弱者救済」に係る社会福祉法人と自治体職員の連携 第2部 私の生き方―自治体職員への伝言 第1章 新たな仕事にチャレンジする 1 パワーを蓄えて 2 ゼロベース予算 3 経験を積み重ね、転機に活かす 4 新たなことを生み出す覚悟とチャレンジ 第2章 自信をもって柔軟に対応する 5 市役所という組織で生き抜くために 6 国・府・市 3 つの行政で仕事した自治体パーソン 7 阪神淡路大震災の 100 日 第3章 地域・市民の視点から考える 8 市民参加男 9 まだ見ぬあなたへ 10  地域包括ケアシステム構築に向けての責任と覚悟 11  覚悟して地域に生きる 第3部 私が期待する自治体職員の生き方   1 「自治

現代都市政策研究会2019年5月例会感想

「自治体職員かくいきる~自治体活性化研究会の活動を振り返って~」を聞いて                                               K.    S. 今回は当会会員の大石田氏が所属する 自治体活性化研究会編著の「自治体職員かくいきる」の書籍紹介がなされました。書籍の概要はすでに室地代表がされているので私が感じたことを三点述べます。  一つ目は、執筆者の数が 18 名もいることに驚きました。周年誌として団体内部や関係者だけに配布するために振り返りの記事を掲載するのであればどちらの方向に向いて書いても問題はないと思いますが、一般向けに販売を想定している中でこれだけの陣容の内容をまとめるのはさぞかし編集者の方は苦労されたのかと思いました。  二つ目は、この書籍を制作するのに3年程の時間を要したことを大石田会員から伺ったことです。編集に時間を要しただけでなく途中問題が生じ 1 年間余分に掛かったとのことですが、最後まで粘り強く制作されたのは編集者の方の意欲の表れかと感心しました。  三つ目は内容についてですが、第一部は「自治体職員は何を目指し、どう業務を実践するか」をテーマに自治体職員の業務のあり方が示されています。18の各節のテーマがそれぞれ興味深く思われました。市民参加での職員の立ち位置として、ワークショップを実施する場合はファシリテーターに委ねてメモを取るような仕事ではなく、住民との中に入り喧々諤々することが仕事なのだと講師からの話を受け止めました。第二部は「私の生き方―自治体職員への伝言」、第三部は「私が期待する自治体職員の生き方」となっていますが、執筆者は元職員が多く現役の職員に向けた叱咤激励になるのかと思います。  今回このような書籍紹介での機会ですが自治体活性化研究会の活動に少しだけでも触れることが出来て大いに自主研究会活動の参考にさせていただくとともに改めて自身にとっても業務の実践について刺激をいただき感謝します。