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現代都市政策研究会2020年2月例会案内

テーマ 『特殊清掃と看取りの構図~特殊清掃の仕事を通じて見えてくるもの~ 」 講師 塩田洋行氏 ( 武蔵合同会社代表 ) 特殊清掃とは 、孤独死、孤立死、事件、事故、自殺等の現場で遺体の痕跡を取り除き、原状回復する清掃作業のことをいい、また遺品の整理等も行っています。一般的にはあまり知られていない仕事です。 少子・高齢化時代を迎え、一方、家族関係や地域コミュニティが薄らぐ中、地域では孤独死や孤立死等が多くなってきています。また、ごみ屋敷等も地域では大きな課題になっています。 2月例会では、そんな中で特殊清掃という厳しいお仕事をされている塩田氏をお招きし、どのようお仕事をされているのか、その概要、お仕事を通じ、家族関係や地域、そして社会の変化、看取り方の変化など、現状と課題について、お仕事の大変さも含め感じられていることをお話しして頂きます。 普段、馴染みのない仕事のお話を伺い、あらためて家族や地域の問題等を考えていきたいと思います。是非、ご参加ください。 ( 文責 室地隆彦 ) 1. 日時 2020年 ( 令和2年 ) 2月23日 ( 日 ) 午後2時分~4時30分 2. 場所 三鷹市市民協働センター2階第3会議室

現代都市政策研究会2020年1月例会感想

当初の制度設計に間違いはなかったのだろうか ? T.     M. Ⅰ . 例会概要 自己紹介のあと、大きく1 . 2016年12月例会の振り返り 2 . 改正個人情報保護法の内容 3 . マイナンバー普及しない問題 ( 逆に普及したらどんな問題が起きるのか )  4 . いまマイナンバーで絶対ミスれない問題の4つに分けてお話があった。 1 . 2016年12月例会の振り返り (1) マイナンバーは、民主党政権時代の ( 仮称 ) 歳入庁の創設 ( 給付行政と徴収行政を一体的にして新しい省庁を創る ) の際の、新しくできた歳入庁の「お客様 ID 」、社会保障・税番号制度として考えられたものであった。 (2) しかし、自民党政権に代わり、社会保障と税の一体改革の側面は残しつつも、前政権との違いを強調するため、 ICT 施策推進の側面が押し出されてきた。歳入庁は創設されなかったため、結果として、全国の役所 ( 2000機関 ) の社会福祉部門と税務部門等を高度で複雑につなぐ ( 技術面での連携 ) 必要が生じた。 (3) マイナンバーの附番にあたって、通常附番は規則性がある番号を付すが、個人情報の保護という観点が重視されたことから、日本では絶対に重複しない規則性のない12桁の数字を附番した。 ( 中国やフランスでの附番は規則性がある ) (4) 結局どうしたかというと、中央データベースは作らず、福祉や税などの個人情報はこれまでどおり、各行政機関が個別に保有し続け ( 「分散管理」 ) 、2000の機関の間で、その都度、2000機関をつなぐ『情報提供ネットワークシステム』により各機関が持っている情報が本人の情報であることを確認 ( 本人確認システム ) することした。 (5) 現在、情報提供ネットワークシステムでは、どこを攻撃されても芋ずる式に漏れないように、照会するにあたって異なる符号、統合宛名番号を付与して確認し、さらにそれを絶え間なく変換する作業を行い続けている。 2 . 改正個人情報保護法の内容 (1) スマートフォンの普及、マイナンバー制度の全面施行、ビックデータの活用による新たなサービスの創設など社会環境が大きく変わる一方で、個人情報が新たなリスクにさらされる危険性があること