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現代都市政策研究会2022年7月例会案内

  「団地再生によるコミュニティ醸成~多摩平の森を事例に~」 講師・案内 中平健二朗氏 (日野市環境保全課長)  多摩平の森地区では、UR多摩平団地の建替え事業計画地区を中心に48haの区域について、日野市がまちづくり条例に基づく重点地区まちづくり計画を策定し、まちづくりに係わる様々な主体の協調と協力により、平成 9 年から着手され、現在も開発が進められています。 講師・案内の中平氏は、平成12年~平成25年の13年間この事業を担当されていました。中平氏いわく、「多摩平の森の団地再生が他の地区と大きく異なるところは、住民組織との継続的な対話 ( 三者勉強会 ) と住民の主体的な役割と関り、その後の民間開発における誘導 ( まちづくり条例による手法 ) や地区計画、都市機能の誘導の先進的事例、また多世代居住や交流では、官民の連携の要素が大きい」とのことです。 今回の視察では、自治会長のお話も伺い、「団地再生によるコミュニティの醸成」という視点から、多摩平の森の団地再生の実情を見てみたいと思います。 奮ってご参加ください。 ( 文責 室地隆彦 ) 1 日時 2022年7月31日(日) 14:00~17:00 2 集合場所と時間  JR 中央線豊田駅北口改札口を出たところ 14:00 3 主な行程 ( 詳細は別添の視察ルート資料 ( 行程&地図 ) を参照してください )    14:15  多摩平の森産業連携センター PlanT       ↓    ( 多摩平の森団再生の概要説明・多世代コミュニティの醸成・質疑 )    15:00   UR 団地多摩平の森 さくら集会所    ↓  ( 自治会長から建替えの経緯 ( 住民の視点 ) の説明 )    16:20  て・と・らテラス    ↓   ( 医療・福祉等複合施設・全体の質疑など )     17:00  解散 ( 駅まで徒歩 12 分 ) 4 参加申し込み  当日の資料や会場の設営準備、また移動しながらの視察になるため、事前に参加人数の把握をしておきたいと思います。 参加希望者は、 7 月 28 日 ( 木 ) までに、室地宛にメールをお願い致します。

現代都市政策研究会2022年6月例会感想

          「女性活躍と子育ての両立に必要なこととは?」を聞いて                                          M.      K.    今回、子育てと仕事を両立させる現役ママさんの常盤様からリアルで率直なお話を伺うことができた。20代半ばの独身男性の私にとっては、聞きなれない言葉や想像もしなかった子育ての苦労や制度、考え方に触れることができ、知見が深まった。本例会の常盤様の講義及び意見交換を踏まえて私自身が感じたこと考えたことを、家族・家庭面、職場環境面、行政施策面の3つの視点から感想を述べたい。 まず、 1 つ目は家族・家庭面である。子育ては義務であり責任が伴うとの話があったが、子供がいることでの様々な苦労があることが分かった。特に「孤育て」というワードは初めて見聞きしたが、ママが育児をするなかで孤立することで産後うつ等のリスクにつながる危険があることを知った。この問題についても、ママが一時的でも子育てから解放される時間を作るように男性側が意識してサポートすることで解決しうる問題であると感じた。そして何より子育てと仕事の両立のためにはパートナーの協力や両親などからの支援も重要と分かった。両親・義理の両親が面倒を見てくれる場合に、手伝ってくれるけども口も出すという話があったが、この時に男性側としては男性側の親が過度にパートナーの女性の子育て方針等に口を出しすぎないようにしつつ、親の協力を取り付けつつも適度な関係を築くマネジメントなども重要になるのではと感じた。 ところで、アウトソーシング(外部委託)していくこととの話があったが、これは子育てと女性活躍の両立を目指すうえで重要と感じた。公的サービス、民間サービス、ロボット掃除機や食洗器、時短調理器具などのテクノロジーなどをうまく活用し、伝統的な価値観とされるものに捉われ過ぎない現代の育児の形を模索していくことが必要と感じた。 続いて2つ目に職場環境についてである。寛容さとお互い様という気持ちが重要と感じた。特に育児や介護、病気など様々な要因でいつ十分に働けなくなるかはわからないものであり、皆が「順番」なのだという気持ちのもと寛容さをもつことが育児をする者のみならず、すべての勤労者にとって心理的安定性につながると考える。ところでこの問題は組織マネジメントや上司の