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現代都市政策研究会2022年4月例会(まち歩き)の案内

  現代都市政策研究会2022年4月例会   まち歩き「荻窪周辺を歩く~文学作品からまちの魅力を探る」 案内 矢野勝巳会員 (元:三鷹市役所職員、現:国立市社会教育委員ほか)  文学のなかの風景を辿ることにより、小説を読む新たな楽しみ方を見つけると共に、地域の魅力の再発見にも繋げることを目的として調査研究や講演活動をしています。 今回は、松本清張ゆかりの場所を巡ります。清張が住んでいた浜田山や荻窪は良好な住宅地でもあります。緑豊かな環境の保全と歴史的建造物の保存と活用がどのように行われているのかを見ていきます。   1 日時 2022年4月24日(日) 13:00~16:30 ( 小雨決行 )   2 集合場所と時間 井の頭線 浜田山駅改札口を出たところ 13:00   3 主な行程    13:00  浜田山駅改札口を出たところを出発          ↓ 松本清張旧宅周辺 ↓ 三井の森公園 ※矢野による行程説明    13:45  浜田山駅前バス停          ↓ すぎ丸(コミュニティバス)乗車    13:55  善福寺川緑地          ↓ 14:20  角川庭園(邸宅は国登録有形文化財・室内見学あり)          ↓  14:50  荻外荘公園(国指定史跡・近衛文麿旧宅)          ↓  15:10  太田黒公園(記念館は国登録有形文化財・室内見学あり)          ↓  15:40  石井桃子旧宅(かつら文庫)周辺          ↓  15:50  杉並区立中央図書館(黒川紀章設計)              ↓    16:30 頃 荻窪駅到着  訪問施設の説明 三井の森公園 ( 17,350 ㎡)は、三井高井戸運動場を三井不動産が開発(パークシティ浜田山)するに際し、 運動場の雑木林を保存し杉並区が公園として管理しているものです。開発地は戸建て住宅の部分も電柱を埋設しています。 角川庭園 や 太田黒公園 は建物も含め杉並区が管理しています。 荻外荘 は現在、近衛文麿旧宅を区が整備中ですので公園のみ公開されています。 杉並区立中央図書館 はリニューアルされカフェも併設されています。屋外の雑木林の近くで読書ができるすばらしい

現代都市政策研究会2022年2月例会感想

            議会制民主主義と日本の立法過程の特色   K.        S.   1 はじめに  大曲会員の報告内容及び発表に使用した資料には、都道府県議会の全国組織に30年以上勤務した私にとっては懐かしさを覚える。勤務した経験をもとに感想をまとめたい。 2 国会について  国会について奇異に思うことをいくつか記したい。  1点目は、衆・参両院に常任委員会として設置されている予算委員会において国の予算とは関係のないこと(例・政治と金を巡る問題)が議論されることである。何故に、国の予算と無関係のことについて質疑を行うのか。案件に相応しい会議の場で議論すればよい。  2点目は、委員会においては委員同士による議論が全く行われないことである。政府側と委員との間で質疑が行われるだけであり、多くの委員は定足数を満たすために出席しているようなものだ。故に、居眠りをしたり、委員会審議に無関係の雑誌等をこっそり読んだりする委員が出てくる。委員同士による議論が行われれば、各府省の役人は国会対応に多くの時間を割かれることがなくなり、政策立案に専念することが出来るようになる。これは霞が関の働き方改革につながる。  3点目は、今の国会議員には論客と呼ばれる議員がいないことである。かっては、飛鳥田一雄、楢崎弥之助、大出俊等がおり、委員会審議は常に緊迫感があり、政府側が十分な答弁をしないと委員会審議が何日も空転することがあった。今の国会議員に、論客がいないのは議員の不勉強によるものなのか。国会議員が国政等に関し勉強する環境は充実している。それらを活用しないのは宝の持ち腐れである。 4点目は、「国会は社会の非常識」と言われることである。 1 つの例が、在籍日数が1日なのに、文書通信交通滞在費が月額で支給されることである。このような非常識なことがまかり通っているのは国会だけである。国会議員としての在任期間が長くなると国会の非常識に染まり、非常識を非常識と思わなくなる。そうした非常識に対しては、有権者である国民は是正を強く求めていくべきであり、そのためには絶えず私たちの意思を広く社会に発信していくことが必要である。 3 地方議会について 地方議会ついて奇異に思うことをいくつか記したい。 1点目は、国会と同様、委員会においては委員同士による議