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現代都市政策研究会2022年9月例会案内

  テーマ「ケースで学ぶ議会・議員対応のきほん~こうしておさえる自治体政策実現の勘所」出版報告会 2022年 8 月に、現代都市政策研究会の名前で、「ケースで学ぶ議会・議員対応のきほん ~こうしておさえる自治体政策実現の勘所」というタイトルで公職研から本が出版されました。 本出版の始まりは、都市研2021年 1 月例会で、「『地方自治職員研修』を振り返る~その価値の継承を目指して」をテーマに例会を開催した際、議論の中で「若手の管理職たちが議会対応に苦労している」などの会話がきっかけでした。 執筆にあたっては、議会答弁の書き方等に関する本はすでに多くが出版されていることから、もっと視点を広げ、議会、議員、首長、部長、課長、係長・職員さらには市民も含めどのように現場では政策形成がされていくのか、事例を通じてリアルさを体感してもらうというかたちで取り組みました。 9月例会では、執筆にあたって話題になった「首長のタイプ」「議員のタイプ」「作る参加と決める参加」「現場の大事さ」「議員と飲むことの是非」について執筆者の 5 人 ( 予定 ) からそれぞれ話題提供 (5 分程度 ) をさせて頂き、皆さんと意見交換をすることで報告会とさせて頂きます。 ( 文責 室地隆彦 ) ⇒  ケースで学ぶ議会・議員対応のきほん こうしておさえる自治体政策実現の勘所 | 地方自治 | 出版物紹介 | 地方自治の専門出版社・公職研 (koshokuken.co.jp) 1 . 日時 2022年 ( 令和4年 ) 9月25日 ( 日 ) 午後2時から午後4時30分 2 . 場所 三鷹市駅前コミュニティ・センター4階会議室 ( 2 )

現代都市政策研究会2022年7月例会感想

              多摩平の森 現地視察に参加して S.      K.    現代都市政策研究会の7月例会は、7月31日(日)多摩平の森の現地視察でした。 新型コロナウイルスの感染が広がる猛暑日のなか、日野市役所の中平健二朗さんの案内で説明を受けながら現地を歩きました。 視察コースや説明のポイントについては、室地会長による「報告書」にまとめられているので、ここでは、当日現地を歩きながら感じたことを記しておきたいと思います。 最も印象に残ったのは、案内していただいた中平さんの言葉「ぼくは、この団地に関わることでまちづくりを教えてもらいました」です。 ルート設定や会場のセッティングなどのロジ面も、おそらく一人で準備されたのだろうと思いますが、とても手際よくテンポよく進めていただき、仕事ができる人は違うなぁと感じました。団地の自治会長さんや事務局長さんが中平さんの名前を呼ぶとき、施設の係の人や道端ですれちがった人が中平さんに挨拶をするとき、久しぶりに会った親戚のような笑顔になる姿を見るにつけ、中平さんは地元の人達に自然体で受け入れられているのだなぁと感じました。一緒に歩きながら質問すると、的確で対話が膨らむレスポンスが返ってきました。 仕事が出来る自治体職員の見分け方として、①ロジがコンパクトで漏れがない、②地元の人に受け入れられている、③対話をつうじた気づきが多い、といった点が気になりますが、中平さんは、これらの点を自然にこなす出来る人だったなぁという印象を受けました。   「このプランを描く段階、実施に移す段階など、それぞれの段階でご苦労があったと思いますが」と尋ねたところ、「団地再生をまちづくりに活かしていくのは当初は無理だと言われたけど、なんとか道筋をつけることができたので、うれしく思っています」とのことでした。 この言葉を聞いたとき、「やはり、まちづくりは人だな」との想いを再確認しました。 「仕事が出来る人からは学ぶことも多い。逆もまた真なり。と思いました!」と当日残念ながら参加できなかった大石田さんに伝えようと心に誓いました。 少子高齢社会が進み、各自治体の財政事情が厳しい状況下で、道路・公営住宅等インフラの更新時期が迫っているなか、公共施設等総合管理計画の策定や公営住宅の建替え・改修の調査等にも最近携わっ