投稿

9月, 2019の投稿を表示しています

現代都市政策研究会2019年9月例会案内

現代都市政策研究会 201 9年9月例会 テーマ 『 子どもの貧困と無料塾~無料塾「中野よもぎ塾」の活動を通じて見えてくるもの~」 講師 大西桃子氏 ( 無料塾「中野よもぎ塾」代表 ) 子どもの貧困については、これまで都市研では、食の視点から「子ども食堂」の活動を取り上げてきました。9月例会では教育という視点から「無料塾」の活動を通じて、子どもの貧困について考えてみたいと思います。「中野よもぎ塾」は経済的な理由で塾などに通えない中学生を対象に無料で学習支援を行っている塾です。記者をなりわいにしている代表の大西桃子さんを中心に、大学生、大学院生、様々な職業の社会人がサポーターとして関り、2014年4月に開校。5年を迎えています。 大西さんには、 これまでの活動を通じて、活動のきっかけ、活動内容 ( 担い手や活動資金等も含め ) 、活動を通じて見えてくる課題 ( 学校現場、教育制度、教育格差、子どもの貧困など ) 、今後の活動についてなどについて、お話していただき、改めて「子どもの貧困」について皆さんと考えてみたいと思います。是非、多くの方の方にご参加をお願い致します。 ( 文責 室地隆彦 ) 1. 日時 2019年 ( 令和元年 ) 9月29日 ( 日 ) 午後1時30分~3時50分 ※講師のご都合で開催時間がいつもより30分早まりますので間違わないようにして下さい。 2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室 ( 2 )

現代都市政策研究会2019年7月例会感想

「相談者として大切なことを改めて学ぶ機会になった」                              I .   T.     今回の例会テーマ「生活困窮者自立支援事業の現状と課題」については、各自治体とも頭を悩ませているところだと思います。都内では、この事業については直営ではなく委託に出しているところがほとんどですが、委託先は、社会福祉協議会(社協)・民間企業・ NPO など様々です。  そんな中、練馬区では社協が委託を受け、この事業に取り組んでいます。生活困窮者への支援というと、まずは生活保護の手前で家賃の補助や就労の相談をする、といったことが浮かびますが、佐藤さんからのお話では、練馬区社協では社協の強みを生かして、「相談業務を基本とする」「一人ひとりにあった社会参加の場を支援していく」といったことをベースに取り組んでいるとのこと。具体的な相談事例をいくつかお聞きしましたが、実際の相談では一人ひとり置かれた状況も異なり、単に家賃補助や就労支援を行うだけでは解決とはならない複合的な問題が存在する、ということを改めて感じました。確かに、生活が困窮する原因には、家族との関係・本人の体調(病状)・金銭面(借金)のこと・住まいのこと、など様々なことがあります。それらの原因に当事者が向き合い、支援者がサポートすることで解決の道筋を探っていくことが、遠回りのようでも生活困窮から抜け出す方策のように思いました。一方で民間企業が委託先の場合、複合的な問題の対応で関係機関とどこまで連携できるか、実績作りの点でそこまで時間をかけられるのか、他の委託先の実情も聞いてみたいと思いました。 また、相談を受ける側も、相談者が抱える様々な問題を感じ取り、寄り添いながら支援を行っているということで、それなりの力量がある方でないと対応ができないと感じました(練馬社協では、社会福祉士などの資格のある方を配置しているとのこと)。佐藤さんからは、話の結びに、組織として大切にしていること、相談者として大切にしていること、職場の環境づくりで大切にしていることを話していただきました。例えば、ひとりで抱え込まない・組織で受け止める・多様な機関との連携・まずは受け止める・相談者にとってどうか・職員との関係づくり、等々。私自身、この8月から異動で再び生保のケースワーカー