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現代都市政策研究会2023年(令和5年)度総会&5月例会案内

 現代都市政策研究会2023年(令和5年)度総会ならびに5月例会開催のご案内 現代都市政策研究会総会ならびに例会を下記の通り開催いたしますのでご出席下さい。   ■日時  20 2 3年(令和5年)5月28日(日) 午後2時~午後4時4 0 分 ■場所  三鷹駅前コミュニティセンター4階 多目的室   ( 1 ) 2022年 (令和4年)度総会    午後2時~午後2時30分   ( 議題 ) ①2022年(令和4年)度活動報告、決算報告 ②2023年(令和5年)度活動計画案、予算案 ③2023年(令和5年)度役員選出 等 ※当日、総会に欠席された方については、議長に一任して頂いたものとさせて頂きます。   ( 2 ) 5月例会    午後2時 40 分~午後4時 40 分 テーマ 「 コンサルタントからみたまちづくり 」 講師  黒崎晋司会員 ( 黒崎事務所 )    まちづくりに係る仕事に携わって 30 年以上経ちました。まだまだ発展途中の身です。  まちづくりは広くて深い分野だと思います。ぼく自身も、都市計画から始まり、地域の人たちが幸せに暮らせることを考えるうちに、福祉や産業、教育、環境など、自治体の総合計画での各分野にわたる調査・計画策定・事業の立ち上げなどに関わってきました。  策定に携わった計画は、総合計画・都市マスタープラン・地域福祉計画・産業振興プラン・教育基本計画・生涯学習計画・環境基本計画・行財政計画などです。母子保健計画をお手伝いしたこともあります(笑)  仕事を始めた 1980 年代と比べて、 2020 年代はテーマや手法も大きく異なってきました。ワークショップなど住民参加のあり方も変わりつつあると感じています。  今回は、そんなぼく自身の経験から、まちづくりに関する計画・事業・参加の実態について、ある意味で裏側からみえた「風景」を小さな声で語りたいと思います。また、みなさんとの対話をつうじて、コンサルタントに期待される役割や限界についても一緒に考えたいと思います。  なお、コンサルタントや業界を代表した意見や考えではなく、あくまでも極私的なお話であることをあらかじめご了承ください。ご参加お待ちしております。  ( 文責 黒崎晋司 )

現代都市政策研究会2023年(令和5年)4月まち歩きの感想

             新たな支え手と共に保全・活用の継続を T.        M.   見沼田んぼは、ずいぶん前から知ってはいたもののなかなか訪れる機会がなく、今回、都市研のまち歩きで尋ねたのが初めてでした。 訪れてびっくりしたのは、「田んぼ」と言いつつ一面が畑に覆われていたことでした。木村さんが作成した資料に、「 1970 年から米の生産調整により、水田から畑地への転換が進む」と記載されていて納得。しかし、思い描いていた田んぼの風景は、今はほんの一部にしか残っておらず、少しがっかりしました。 田園風景と新都心が眺められるポイントに立つと、手前に田んぼ、その奥にはさいたま副都心の高層ビルが眺められ、「都心の近くにこんな場所があるのか」と改めて驚きを隠せませんでした。 今後、この地を大規模緑地空間として、引き続き保全・活用を行っていくには、どうしたら良いだろうか。営農環境も大きく変化し、田んぼから畑へ、また、まち歩きをしている中では、畑に植木が植えられている場所も多いなと感じました。農業の後継者不足から、耕作放棄地も増えているとのことです。見沼田んぼの保全・活用には、農業者だけではすでに限界が来ていて、新たな支え手と共に保全・活用を図っていくことが必要だと改めて感じました。 幸いに、今回のまち歩きでは、「ミドリシジミ ( 埼玉県の蝶 ) 」を呼び戻す活動や 「ヤブカンゾウ」 ( 埼玉県絶滅危惧種 ) の 保護活動 など 、見沼田んぼをフィールドとした市民活動が行われていることが確認できました。将来に向けて、これらの新たな支え手ともに見沼田んぼの保全・活用に取り組んで頂くことを期待しています。 当日は、時より小雨の降る中、多くの若い人たちにまち歩きに参加して頂きました。また、案内人の木村さんには、事前の実踏、そして入念な説明資料を作成して頂き、とても充実したまち歩きになりました。木村さん、ありがとうございました。