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11月, 2023の投稿を表示しています

現代都市政策研究会2023年12月例会案内

       テーマ  「渋谷駅周辺整備のこれまでとこれから」 講師 早川 淳会員 ( 渋谷区役所職員 )   「 100 年に一度の再開発」と言われ、渋谷駅周辺の街は建築ラッシュが今も続いています。都市研でも過去、まち歩きで早川会員 ( 渋谷区役所職員 ) に渋谷駅周辺を案内して頂き、その変容の実情を実感したところでした。しかし、渋谷駅周辺のまちづくりが常に動いているということからでしょうか。また再開発が地下、地上、地上空間の三層にわたって立体的に進められているからでしょうか。私自身は井の頭線で渋谷駅に立ち降りて地上空間を通って目的地に向かうのに動線が変わっていて、いつも迷って ( 戸惑って ) しまいます。 ( 年齢のせいですかね !! 苦笑 ) 「渋谷駅周辺のまちの将来、全体はどうなるのだろうか ?  良く分からない」というのが私の正直な感想です。そんな疑問を投げ掛けたところ、これまで渋谷区の都市計画にも携わってきた早川会員が「渋谷駅周辺整備のこれまでとこれから」というテーマでお話をしてくれることになりました。渋谷駅周辺の将来がどんな姿になるのか、皆さんと確認できればと思います。是非、ご参加ください。 ( 文責 室地隆彦 ) 1. 日時  2023 年 ( 令和 5 年 )12 月 17 日 ( 日 ) 午後 2 時から午後 4 時 30 分 2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター 地下 2 階 視聴覚室

現代都市政策研究会2023年度妻籠宿合宿感想

          現代都市政策研究会 妻籠、馬籠宿合宿 感想 M.      O. 1 宿場町の保存運動に立ち上がる  かつての役場、警察署の建物であった「妻籠を愛する会」の事務所で、理事長の藤原義則さんからお話をうかがった。妻籠宿の保存運動は、昭和 43 ( 1968 )からはじまりすでに 50 年を超えている。「かつての宿場町は、宿場の役割を失い、限界集落となっていた」と藤原さんはおっしゃる。保存活動は、当時の片山町長の選挙公約、そして、町の職員であった小林俊彦氏の尽力によるもので、最初は、必ずしも地域住民の皆が賛成したわけではない。小林さんは、佐久の出身で地元出身ではなかった。「よそ者、若者、バカ者」がまちづくりの重要な担い手であるといわれるが、妻籠宿の場合も、町役場職員として、さらに、愛する会の理事長として活躍してきた小林さんの尽力、さらに、その呼びかけに応じて長らく活動を継続してきた地域の住民の努力の賜物であると感じた。昭和 30 年代から 40 年代の高度成長期の中で、伝統的街並みの保存を決断し、全国の街並み保存運動のトップリーダーとなり、伝統的建造物群保存制度のきっかけとなり全国にも影響を与え、また、現在は、多くの外国人のインバウンドでにぎわう妻籠宿について、その先見性、決断力、そして自分の所有不動産を維持管理し続ける住民の活動の存在こそ街並み景観が残されている理由であると考えた。   2 伝統的建造物群保存地区を現代のまちづくりに生かす  妻籠宿保存地区は、単に、古い建物を保存するだけではなく、その街並み、馬籠峠までの中山道、さらに、点在する在郷景観、それを取り巻く自然景観も含めて面積約 1,245ha を丸ごと保存の対象としている点で特筆される。これも、当時のリーダーが自然景観も含めて保全するという働かけで実現したとのことである。この決断が中山道を歩く多くの外国人を呼び込んでいることにもつながる。  昭和 50 年には文化財保護法が改正され、伝統的建造物群保存地区制度が発足したが、妻籠の運動がそのきっかけとなった。南木曽町は、昭和 48 年8月に「妻籠宿保存条例」を制定している。そして、昭和 51 年4月の伝建地区指定の後、「妻籠宿保存地区保存条例」として改正し、その後、何度か改正を経て現在に至っている。法制度的には、文化

現代都市政策研究会2023年11月例会・まち歩き案内

  まち歩き 「ダブルミットタウンを歩く~日比谷、丸の内、八重洲のまちづくり」 案内人    室 地 隆 彦 会員   六本木、日比谷に続き、今年 3 月にミットタウン八重洲が開業しました。ミットタウンは三井不不動産がブランドを冠して進められている再開発事業です。 東京駅周辺は、タウンマネージメントの手法なども取り入れ、官民が連携したまちづくりが進められています。 今回は、日比谷、八重洲の両ミットタウンをつなぎ、日比谷、丸の内、八重洲の歩きを通じて、変わりつつある東京駅周辺のまちの変化を見てみたいと思います。 秋の日、皆さんで一緒にまち歩きをしましょう。健康にも良いかも・・ !!( 文責 室地 )   1 日時 2023年 11 月 26 日(日) 13:30~ 17 :00 ( 小雨決行 )   2 集合場所と時間  JR 有楽町駅中央西口改札口 13:30   3 行程 ( 行程時間は多少、余裕を見ています ) ( 集合・出発 13:30) 有楽町駅中央西口改札 ➡ (13:40 ~ 14:10) ミットタウン日比谷 内散策【各フロア&屋上庭園 ( 日比谷公園等が一望できる ) 】➡ (14:20 ~ 14:30) 第一生命ビル DN タワー 21 【館内に展示してある絵を鑑賞】➡ (14:30 ~ 15:00) 帝国劇場・出光美術館を通って、カフェや商業施設並び様々なまちづくりの試みが行われている 丸の内仲町通り へ➡ (15:00 ~ 15:20) 戦後、 GHQ が置かれた 明治生命ビル ( 重要文化財 ) 【ビル内には静嘉堂文庫アートミュージアムがある】➡ (15:35 ~ 15:50) 丸の内パークビル・三菱一号館美術館 【庭園内を散策】➡ (15:50 ~ 16:15) 東京駅八重洲側自由通路ぬける➡ (16:15 ~ 17:00) 東京ミットタウン八重洲 内散策【ビル内に併設されている中央区立城東小学校、バスターミナル、ショップ・レストランなど】➡ 17:00 東京ミットタウン で 解散

現代都市政策研究会2023年(令和5年)度妻籠宿合宿概要報告

  現代都市政策研究会では、コロナ禍で中止していた、合宿を今年 4 年ぶりに再開しました。合宿の概要は下記のとおりです。 なお、当日のヒヤリング内容等の詳細については、ここでは省略させていただきます。 Ⅰ . 合宿概要 1. 訪問先  妻籠宿 ( 長野県南木曾町 )  +馬籠宿 ( 長野県中津川市 ) 2 日程  2023年11月4日 ( 土 ) ~5日 )  1泊2日 3 テーマ  「妻籠宿~町並み保存の今を考える~」 4. 参加者   5 名 5. 宿泊先  「松代屋旅館」 ( 妻籠宿内 ) 6 講師と案内 【妻籠宿】 (1) 講師  藤原義則氏 ( 公益社団法人妻籠を愛する会理事長 ) ※ヒヤリング内容「妻籠宿保存活動のこれまでとこれから」 (2) 妻籠宿の案内   松瀬康子氏 ( 妻籠宿案内人会 ) 【馬籠宿】 (1) 馬籠宿の案内  吉田 真氏 ( 馬籠宿ボランティアガイド ) 7. 行程 11 月 4 日 ( 土 )   ■ 14:00 ~ 15;30  宿場内を案内頂く ■ 15:30 ~ 18:00  「(公財)妻籠を愛する会」事務所で藤原氏からレクチャー 11 月 5 日 ( 日 )   ■ 早朝の妻籠宿まち歩き ■ 8;10 ~ 11:00  妻籠宿~馬籠宿 ( 行程 8.5 ㎞ ) の中山道ウォーキング ※健脚の 1 名が代表して歩く 途中、妻籠を愛する会が運営する外国人、特にヨーロッパ人に人気の 一石栃立場茶屋に立ち寄る。 ■ 11:00 ~ 12:00  ボランティアガイドの吉田 真氏と待ち合わせて宿内を案内頂く