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現代都市政策研究会2024年6月例会案内

  テーマ「川崎市における公契約条例の現状・課題と公共サービスの担い手」 講師 岡田 実会員 ( 川崎市役所職員 ) 昨年度から、財政局資産管理部に配属となり、資産運用課、契約課、検査課の仕事に従事しています。川崎市では、2010(平成 22 )年 12 月に、野田市に次ぎ、全国2番目にいわゆる「公契約条例」を制定し、条例を運用し、成果をあげてきました。  条例制定の理由としては、厳しい経済情勢の中で提供されるサービスの品質の確保が契約の課題となっており、低価格での入札による競争のしわ寄せが下請の事業者や業務に従事する労働者の賃金に及び、事業者にとっては後継者不足や技術技能の喪失、市民にとっては公共工事の品質の確保が困難になることによるサービスの低下などにつながる危惧があり、「負の連鎖を断ち切る使命が地方公共団体にあるのではないか」という認識のもと、全会一致で制度が導入されました。  公共サービスも直営以外は、何らかの契約をつうじて担い手が雇用され、市民にサービスが提供されています。インフラ整備については、建設業界が、業務委託については、サービス事業者が担うこととなりますが、建設業界は技術者・技能者の高齢化が進み、3Kを嫌い、若手の従事者が新たに就職しないなどの問題が深刻化しています。また、業務委託に関しては、指定管理者制度も含め、「官製プア」ともいわれ、従事者の低賃金が問題となっています。  今回の研究会では、川崎市における公契約条例の制定や運用の現状と課題についてお話するとともに、民営化により公共サービスの担い手が増加する一方で、公契約条例の制定が必ずしも広がっていない現状や今後の展望について皆さんと議論を深めたいと考えています。(川崎市職員 岡田 実)   1. 日時   2024 年 ( 令和 6 年 )6 月 30 日 ( 日 ) 午後 2 時から午後 4 時 30 分   2. 場所  三鷹駅前コミュニティセンター  4 階会議室 (2)

現代都市政策研究会2024年5月例会感想

              稲城市のまちづくり条例のお話を伺って                                         K.      S.   稲城市のまちづくり条例の話しを伺う機会をいただき久しぶりに刺激をもらいました。保全と開発のバランスを保ちながら良好な都市環境を築きあげて行くのだと思われます。 かなり自然が残っており、都心に一番近い市街化調整区域があることの話しも印象に残りました。 地域の課題検討制度ですがどれだけの課題によりますが、それぞれ検討部会を設置となると担当者はしんどいなと思いました。 以上、ありがとうございました。