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現代都市政策研究会2025年度総会&5月例会案内

 現代都市政策研究会2025年(令和7年)度総会ならびに5月例会開催のご案内 現代都市政策研究会総会ならびに例会を下記の通り開催いたしますのでご出席下さい。 ■日時  20 25 年(令和 7 年)5月2 5 日(日) 午後 1 時 30 分~午後4時 30 分 ■場所  三鷹駅前コミュニティセンター4階 会議室 (2)    ( 1 ) 202 5 年 ( 令和 7 年 )度総会    午後 1 時 30 分 ~午後2時 15 分   ( 議題 ) ①   2024年(令和6年)度活動報告、決算報告 ②   2025年(令和 7 年)度活動計画案、予算案 ③ 2025年(令和7年)度役員選出 等 ※当日、総会に欠席された方については、議長に一任して頂いたものとさせて頂きます。 ( 2 ) 5月例会    午後2時 15 分~午後4時 30 分 テーマ 「商店街振興における課題と解決策」 講師 澁谷 亮氏 ( 練馬区職員・ ( 派遣 ) 東京都総務局行政部区政課都区財政調整担当) 住民が、生活に必要なものを揃える場であった「商店街」は、時代の流れとともに、スーパーやコンビニエンスストア、大手チェーン店などが進出し、変化してきている。  「昔ながらの商店街」の姿は、徐々に減ってきてしまっているが、一方で、商店街の会員店舗が一丸となって新しいことに挑戦したり、個性的で魅力ある個店が出現するなど、時代の変化に合わせながら、商店街周辺地域の賑わい創出に取り組む姿が見られる。  そして、行政は、商店街と一定の距離感を保ちながらも、このような積極的な取組みを後押しし、連携を深めることで、地域の活性化を図っている。  今回は、練馬区で、コロナ禍を挟んだ6年間、商店街振興施策に携わってきた経験を基に、行政の商店街支援は、どのようなものなのか、課題への対応はどのようにしていたのか、今後の商店街はどのように変化していくのかを発表する。 ( 文責 澁谷 亮 )

現代都市政策研究会2025年4月例会・まち歩き感想

  まち歩き「成城をめぐる〜住宅地開発の歴史〜」に参加して                        M.              O.     4 月 27 日は、よく晴れて、まち歩きには最適な気候であった。矢野勝巳さんの案内で成城の街を歩いた。矢野さんは、沿線文学研究家として、文学者たちの足跡を研究されており、柳田國男旧宅後や大江健三郎邸を訪ねるコースであった。 成城の街並みは、銀杏の街路樹や邸宅の生垣などが整えられ、つつじが真っ盛りであった。この街並みがつくりあげた第一人者は、成城学園の主事で後に玉川学園を創立する当時の主事、小原國芳である。 1925 年(大正 13 年)に成城学園が学園町として、校地のみならず、建設資金調達のため付近の土地 2 万坪を購入し宅地分譲を行ったことが宅地形成の始まりで、住宅地の街割りや街路、そして景観保全の憲章が定められることになる。 次の功労者は、成城に住んだ人びとである。今回は、旧猪俣邸と旧山田邸を訪ねた。旧猪俣邸は、 1967 年(昭和 42 年)に(財)労務行政研究所の理事長を務めた猪俣猛氏ご夫妻の邸宅として、建築家吉田五十八氏により建てられた武家屋敷風の趣がある数寄屋づくりである。旧山田邸は、 1937 年(昭和 12 年)に建築された楢崎定吉氏の住宅でその後、山田盛隆氏が購入し住まいとした洋風の住宅である。いずれも、世田谷区に寄付され、(一財)世田谷トラストまちづくりが管理運営し、一般公開がされている。これら邸宅以外にも、多くの住宅は、生垣や庭木を整えるなど、高級住宅地としての成城の街並み景観の形成に貢献をしている。 そして、現在においても重要な役割を果たしているのは、「(一財)世田谷トラストまちづくり」の存在である。この法人は、世田谷まちづくりセンターとせたがやトラスト協会が合併してできた法人であるが、 1980 年代のバブルの時代、バブル崩壊以降も、世田谷区の住民参加のまちづくりや緑地、文化財の保全に貢献をしてきた。現在においても、ボランティアの方の参画により世田谷の街並み保全やまちづくりに大いに貢献している様子を実感することができた。 今回のまち歩きの企画をしていただいた矢野さんに感謝するととも...