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8月, 2024の投稿を表示しています

現代都市政策研究会2024年9月例会案内

        『真鶴町の新たなまちづくりの取組みについて』 講師 卜部直也氏 ( 神奈川県真鶴町福祉課長 ) 都市研の今年度の合宿先 (11 月 2 日~ 3 日の 1 泊 2 日 ) は神奈川県真鶴町にしいすます。都市研 9 月例会では、合宿に先立っての事前勉強会も兼ねて、合宿当日、案内をして頂く真鶴町職員の卜部直也氏を講師に迎え、お話を伺うことにしました。  真鶴町は、これまでも美の条例に基づくデザインコードなどを活用したまちづくりで有名なまちで、過去に都市研でも 1 度合宿を行ったことがあります。 しかし、一方では、人口減少が続き、真鶴町は神奈川県で唯一過疎地域に指定されています。そのような厳しい状況中、町では、仕事づくり、起業、空き家活用による移住の促進、デザインや創作、ブランディング、環境保全、賑わいづくりなど様々なキーワードでまちづくりが試みられ、 2019 年 ( 令和元年 ) には、 11 年ぶりに「社会増」がブラスに転じました。 9 月例会では、この新たなまちづくりの取組みについて、お話を伺い、都市研合宿にも備えたいと思います。 ( 文責 室地隆彦 ) ※ なお、 9 月例会は、リモートによる開催とさせて頂きます。 1 日時  2024 年 9 月 22 日 ( 日 ) 午前 10 時~午前 12 時まで

現代都市政策研究会2024年7月例会・まち歩き感想

               大宮駅周辺のまちあるきに参加して   K.      M.    今回は、大宮一番街商店街、ビブリ、大宮氷川神社などの大宮駅東側をめぐる街歩きでした。  大宮駅を出ると、目の前に商店街が広がっていました。ガイドさんによると、この地域は宿場町のころからの区画が残っているとのことでした。確かに駅前にしては道幅が狭く、また建物が細長くなっていました。凍結保存されているのではなく、建物が変化しながらも現代に適応して残っている点が興味深かったです。  次に向かった施設であるビブリとは、旧図書館を地域のための利活用施設とした場所だそうです。館内スペースを様々な事業者に貸し出しており、カフェ、売店、洋服屋など様々な出店がありました。大規模な改装はされていなさそうな雰囲気ながら、図書館だった頃の面影はほとんどなく、公共施設の利活用方法の多様さを感じました。  意見交換会では、様々な背景や考え方を持つ関係者の存在などによって、まちづくりがなかなか進まない現状が話題となりました。大宮周辺は、行政や地権者、デベロッパーだけでなく、付近の住宅街に住む住民、商店街、デパートなどの商業関係者、さらに、大宮が東北の玄関口であるという特性上、東北地方の自治体なども関係者とみなすことができるかもしれません。このような多様な主体がいる地域でまちづくりをするとなると、意見のすり合わせ以前に協議の実施すら難しいと感じました。しかしながら、商店街やビブリ、また街歩きをしながら各所で見つけた余剰空間の利活用などの事例が多々あったことを考えると、まちづくりに対するやる気自体は強いと感じました。今後、各々のやる気を誰がまとめ上げて形にしていくのかを興味深く追ってみたくなるような街歩きでした。  最後に、今回の街歩きを案内してくださったさいたま市職員のお二人をはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。