投稿

現代都市政策研究会40周年記念イベント企画会議(2月例会)の開催のお知らせ

現代都市政策研究会 40 周年記念イベント企画会議 ( 2月例会 ) の開催について 都市研は今年、設立40年を迎えます。 ついては、秋ごろを目途に40周年記念イベント ( シンポジウムなど ) を企画したいと思っています。 そこで、その準備のため、都市研会員 ( 都市研運営委員を含む ) の皆様に集まっていただき、企画内容等を検討する会議を都市研2月例会に変えて下記の通り開催致します。 是非、ご参加ください。 1 . 日時 2017年2月26日 ( 日 ) 午後2時から午後4時30分 2 . 場所   三鷹駅前コミュニティーセンター会議室4階会議室 (2) 3 . 議題  (1) 40周年記念イベントの内容 (2) 40周年記念プロジェクトチームの発足について (3) 2017年度都市研例会企画内容 (4) その他

現代都市政策研究会2017年1月例会案内

テーマ「 保育園建設を通じて考える子育て支援の今とこれから ~ 」 講師  大石田久宗会員 ( 社会福祉法人三鷹市社会福祉事業団理事 )   日本が構造的に抱えている少子高齢化問題に立ち向かう一つの課題として、「子育て支援」がある。子育て支援策として、どのように社会で働く女性を支え、より良い子育て環境や仕組みを作っていくかが問われている。都市研でもこの間、学童保育や子ども食堂などをテーマに子育て支援に関係する例会を重ねてきた。  その中でも「保育園落ちた。日本死ね」の匿名のブログの書き込みがセンセイショナルをよんだ「待機児童の解消」の一環としての保育園整備が、各自治体で取り組まなければならない喫緊の課題となっている。  今回は、土地の確保や建物の建設、運営の見通し、さらには保育士の確保など様々な問題に苦しみながらも見通しを見出し、実際に保育園を建設してきた大石田会員のよりリアルな経験から、現場で起こっている保育園建設や保育園の運営を通じて、子育て支援の今とこれからについて考えたい。 ( 文責 室地隆彦 ) 1 . 日時  2017年 ( 平成29年 ) 1月22日 ( 日 ) 午後2時から午後4時30分 2 . 場所 三鷹駅前コミュニティ・センター4階会議室 (2)

現代都市政策研究会2016年12月例会感想

知らないことづくしのマイナンバー制度                                  I.   T.   2015年度後半から表面化したマイナンバーの問題。以前から大変なことになりそうだという予感はしていましたが、私の勤務先自治体の担当部署の混乱ぶりは、すぐ間近で見ていても予想を上回るもので、余りに気の毒でした。全職員向けのマイナンバー制度説明会を聞いても、制度の中身については分かったようで実は分からない感じがしていました。 そのような中で聞いた今回の話。和内さんの話は私にとっては目から鱗が落ちるようなものでした。マイナンバー制度のそもそもの出発点が歳入庁構想にあったことや、政権交代で利便性とセキュリティの視点が加えられたことなど(理念の無理)、冒頭から知らない話が続きました。そして法律面での無理・技術面での無理という話では、担当窓口現場で起こっている様々なトラブル・想定外の膨大な業務量といった事象が紐解かれていくような感じでした。更には、個人情報についてもビックデータの活用を視野に入れるためマイナンバー法と個人情報保護法が一体で改正されたとの話まで出ました。最後まで知らないことづくしでした。 また、懇親会の時にも感じたのですが、今回のような大がかりな法整備・事業をするにあたって、事前の制度設計段階で、国は自治体と十分な議論を尽くしたのかどうか、実際はあまり議論をしないまま制度が走り出したのでは、と疑問を持ちました。例えば「市町村は住民に個人番号を通知しなければならない」ということ一つとってみても、例えば通知の方法、やむを得ず住民票と別の場所に住んでいる人への対応( DV 関係や住所不定者、施設入所者等)、通知上の氏名の文字と住民票の氏名の文字との整合性、通知に使うデータのセキュリティ、など、少し考えるだけで多くの課題・問題が出てきます。全体的な多くの課題・問題に対してしっかり議論していけば、それなりの準備期間は必要だったと思います(実際は自治体側で課題や問題を洗い出して対応していた様です)。 今後もマイナンバー制度は様々なことに活用されそうですが、まずは各自がマイナンバー制度についての理解をしていく必要があると思いました。

現代都市政策研究会2016年11月例会感想

「変わりゆく多様性のまち 渋谷駅~代官山駅を歩く」に参加して K.   S.    今回は渋谷コンシェルジュの皆さんの案内により、渋谷駅周辺の開発から西郷山公園をとおり賑わう代官山駅の最近の状況を見ることが出来ました。 渋谷コンシェルは渋谷区の区制75周年事業として国学院大学とコラボし行われた渋谷のまちの歴史講座に参加者の有志により6年ぐらい前より活動を行い、30人ほどの会員がいるとのこと。   今回の集合場所はヒカリエ11階でした。きっと駅近くの大規模商業施設だからすぐたどり着けると思い油断しました。駅周辺で大規模な工事がいくつか行われており、中々たどり着けませんでした。ようやくヒカリエにたどり着くもエレベーターが中々わからず、完全なお上りさんとなりました。 ヒカリエから渋谷駅ビルの工事を上から眺めることとなった。並行して銀座線の付け替え工事も行われており、大変工事現場とこれから開発により大きく変わる様子が見受けられた。今でさえ地下通路が迷路のようで私はまた迷いそうです。井の頭線渋谷駅には岡本太郎氏の大壁画が飾られていました。どうやら原爆が投下された後の様子がモチーフのようですが。 次に東急プラザ跡もとおり、第1種再開発事業として工事が行われていました。首都高下をわたり、桜ヶ丘に入るとスラロームになった一車線の道路がありました。元々は二車線でしたが地域の要望で下り坂で走る車両の速度を抑制させようとしたとのこと。その後、西郷隆盛の弟が住んでいた辺りに造られた西郷山公園を見学しました。 TSUTAYA が運営する大人向けの店舗代官山Tサイトを横目で眺めつつ、旧朝倉家住宅に向かい観覧しました。庭園が崖線という地形を取り入れたということで二階からの眺めは遮るものもなく、明治時代は羨望が良かったのかとおもいました。元々は米穀商を営んでいたということで多くの人が出入りしたのか数多くの部屋がありました。 震災復興で建てられた同潤会アパート跡地の開発は通路に掲示された当時の写真だけがモダンな様相を表していました。 そして最後に東横線地下化にともない生まれた地上部がウッドロードとなり、いくつかの店舗が並んでいました。その入り口にあるのがクラフトビールを現地製造販売しているレストランでした。渋谷コンシェルジュの方と懇親会を...

現代都市政策研究会2016年12月例会案内

テーマ「 メカニズムから見るマイナンバー制度~匿名加工情報もまるわかり~ 」 講師  マイナンバーマニア・和内 太郎 ( ニックネーム ) ニッポンのマイナンバー制度は、世界的にも非常に稀な制度である。1億人に、一斉に、全くランダムな12ケタの番号を、国民以外の全住民に「個人単位」で付与するという大規模な取組は、諸外国でも類がない。特に「全くランダム」には「恥の文化」が根底にある。 ランダムな番号を繋げるため編み出されたのが大変複雑な「情報連携」の仕組みである。規則性があれば連携は要らない。例えば、「 ℡ 03 … 」「〒1 … 」の人は東京在住であると分かる。番号コードを見ただけで、個人情報の一端が垣間見えれば、連携は不要となる。 しかも、この大規模且つ複雑な仕組みを、法律上、殆ど「3つの義務」で回そうとしている。国民のカード必携義務もなければ、自治体にシステム改修の義務も課していない。 この制度の無理はここにある。地方分権時代における中央政府の苦渋と、そのビッグデー タを匿名化して活用したい思惑が滲み出る、そんな制度を実務者の視点で解説します。 【講師紹介】 都内自治体勤務の 29 歳。マイナンバーに携わり足掛け 5 年。当時の民主党時代の構想から制度設計に携わり、病理解剖的にマイナンバー制度を理解する稀有な実務担当者。現在は、特定個人情報と匿名加工情報に携わる。マイナンバー実務検定 1 級、マイナンバー保護オフィサー。本人の正体は当日のお楽しみ。 1. 日時 2016年(平成28年)12月18日(日) 午後 2 時~午後4時30分 2 . 場所  三鷹駅前コミュニティ・センター4階会議室 (2)

都市研2016年度広島県鞆の浦・尾道合宿感想

鞆の浦・尾道合宿に参加して A.     I.      今回は広島県鞆の浦・尾道へ二泊三日の合宿に行って参りました。     1 日目は、鞆の浦「さくらホーム」で、羽田富美江施設長より地域包括ケアの実践についてお伺い致しました。キーワードは「地域住民との信頼関係」です。   羽田施設長は地域住民の理解を得るために、スタッフが地域にとけ込む努力をすることがなにより大事なことだとおっしゃっていました。特に印象に残っている言葉は「スタッフの中でも、外 ( 他県や他市 ) から来た人の方が ( より地域に根付こうと ) 頑張る。移住してきた人はもっと頑張る。」というものでした。私は地域包括ケアとは、地元の人が地元をよりよくするために行うものであり、そこに外部から来た人の入り込む余地は無いように考えていたため、衝撃を受けました。実際、さくらホーム開設当初は、住民からの反対や、理解を得られないことも多々あったとおっしゃっていました。そこを乗り越え信頼を勝ち取るには、想像を絶するような努力をなさったのだろうと思います。それでも外部から来た人が励む理由は、羽田施設長もおっしゃっていたように、地元の人には当たり前すぎてわからないその土地の魅力を残していくためです。    鞆の浦ならではの地域性があり、必ずしもさくらホームのままの形で、東京都に持ち帰り、上手く活かせるとは限りません。しかし、外部から来た人は東京都にも大勢います。行政が地域住民だけではなく、外部から来た人も巻き込んで、地域全体の信頼関係を構築していくお手伝いをすることができれば、より充実した地域包括ケアの実践に繋がっていくのではないかと羽田施設長のお話を受けて考えました。 2 日目は、尾道で「 NPO 法人空き家再生プロジェクト」の豊田雅子代表にお話を伺った後、実際にいくつか再生された空き家を見学に行きました。   借主や買い取り手は、若い人が多いとのことでした。特に美術大学の学生や、芸術家がデザインした空き家は、家そのものが一つの作品になっており、小さな美術館を観覧しているような楽しさがありました。家の中に井戸があったり、伝統的な建築様式が残されていたりと、インパクトが強かったです。  ...

現代都市政策研究会2016年9月例会感想

( 2016年9月例会感想 )   「都市をたたむ」を聞いて T.     S.   今回は首都大学東京の饗庭先生から「都市をたたむ~人口減少時代の都市計画はどのようにあるべきか、具体的な事例を通じて考える~」についてのお話を伺いました。印象的だったのが、人口が減少していくことは変わらないので、これからの時代、自治体に求められるのは地域間での人の奪い合いではなく、人口減少に適応した政策を考え、マネージメントしていくことであるという先生のお言葉でした。   私は大学時代に欧州の比較都市史研究を専門とする教授の下で学んでいたことがあり、その頃に、コンパクトシティ政策等についても少しかじったことがあったので、今回のお話は大変興味深いものでした。例えば、ヨーロッパの都市(例えば、ドイツやフランス、イタリア等)の場合、中世時代の都市形成の特徴として市民が暮らす巨大な都市の周りに外敵から身を守るための、あるいは内部統治のための街壁を形成した結果として、現代のヨーロッパ都市は街壁を環状線へと変貌させ、郊外や他の都市と交通網を結んだ、そもそもの都市形成がコンパクトシティに馴染みやすい発展を遂げたと学んだことがあります。 他方で、今回の先生のお話では、日本における都市空間の拡大・縮小の特徴として、スプロールからスポンジへの変容があげられるというものがありました。日本は、戦後の農地解放によって中規模土地所有者たちの個々の意思決定によって土地が切売りされた結果として、ぽこぽこと虫食い的に土地が切開かれて拡大(スプロール)していき、逆に人口が減少する際には、空き家が点在し始め、スポンジ状に都市が小さくなっていくというものです。これらの話を併せると、日本の都市空間の拡大・縮小の特徴は、今後の人口減少時代において、大陸の先進国と同じには語ることができない、特有の難しさがあるのではないかと感じさせられました。 また、先生が実際に関わった事例として国立市谷保の空き家のお話がありました。大きい家で借り手が見つからず、そのままになってしまっていた家をいかに活用するかという事例で、大家さんや地域住民に受け入れてもらうために、建築士と大学の先生が学生や地域住民を交えた検討を行い。シェアハウスとしてできるだけ多くの人々で費用分散を図るというものでした。ポイ...