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現代都市政策研究会2018年12月例会案内

テーマ 「 エネルギー問題の現状と課題~なぜ、地域からガソリンスタンドが消えていくのか~ 」 講師     平田 泰之氏 ( JXTGエネルギー株式会社 ) 災害時、水の次に不足して困るものは『ガソリン』であると言われています。東日大震災以降、災害時のサービスステーション( SS ・ガソリンスタンド)の役割は一層注目されるようになってきました。しかし資源エネルギー庁等が取りまとめた『 SS 過疎地対策ハンドブック』によれば、およそ 300 の自治体が SS 過疎地であると定義されており、それらの自治体では様々な問題が懸念されています。 例会では、昨今のエネルギーを取り巻く世界的な環境とそれが日本に与える影響を踏まえ、日本における石油事業の環境や、なぜ SS が過疎化するのか・その解決策としてどのような事例があるのかについてお話ししたいと考えています。そして SS 過疎地対策の事例を通じて、集落地域の生活を支える新しい地域運営の仕組みを作ろうとする取組みである「小さな拠点」づくりに SS がどのように寄与できるかについて考えていきます。 ( 平田泰之 )

現代都市政策研究会2018年度高知合宿報告

都市研 高知合宿報告 高知合宿を11月2日 ( 金 ) ~4日 ( 日 ) の2泊3日で行いました。 参加者は4名。地元の石川貴洋さん (NPO 法人環境の杜こうち・元ねりままちづくりセンター所長 ) に車で2日間、車でご案内頂き、とても充実した合宿となりました。石川さんには感謝です。 行程と訪問先 行程と訪問先は以下の通りです。 1 . 11月2日 ( 金 ) 羽田発8 : 35分 (ANA561 便 )→ 高知竜馬空港着10 : 05分 →NPO 法人アテラーノ旭ヒヤリング → 上町食堂で昼食 → 石川さんの NPO 法人環境の杜こうちの事務所に立ち寄り → 高知市市民活動サポートセンターヒヤリング → 桂浜の散策 → 途中津波避難施設見学 → 市内に戻り藁倉庫をリノベーションした藁工を見学 → 高知パレスホテル着 → 市内「旬菜やあんぐら」にて懇親会 ( 石川さんご夫妻、アテラーノ旭の総務室 渡辺克志さん、環境省四国環境パートナーシップオフィス内田洋子さんの8名 ) 2 . 11月3日 ( 土 ) 早朝、路面電車で港町散策 → 高知パレスホテル9 : 00発、午前中、環境省四国環境パートナーシップオフィス内田洋子さんの案内で物部川流域の環境保全活動 () を視察 ( 物部川杉田ダム、田んぼへの利水の状況、鹿の食害、河口の物部川が閉河した状況と工事で土砂を取り除いている現場など )→ 土佐山田ショッピングセンター「バリューノア」へ立ち寄り ( 地産地消に熱心で品揃えも豊富、物部川の環境保全活動にも寄与しているスーパーマーケット )→ 昼食「湖畔游」 → 内田さんと分かれて、午後は仁淀ブルーと呼ばれる仁淀川流域へ → 途中、佐川のまち歩き ( 酒蔵の並ぶ街並みがあります )→ 沈下橋を見学 → 屋形船乗船 → 市内に戻り、高知パレスホテル着 → 懇親会。そしてホテルへ戻り解散。 3 . 11月4日 ( 日 ) 高知パレスホテル8 : 00発、追手筋で開かれる日曜市を見物しながら高知城へ → 高知パレスホテルに戻り、荷物を受け取り、バスで高知竜馬空港へ移動 → 飛行場内レストランで昼食 → 高知竜馬空港発13 : 35発 (ANA566 便 )→ 羽田着14 : 50着 解散 訪問先ヒヤリング概要と感想 1 .NPO 法人アテラーノ旭 (1) ヒヤリング者 理事...

現代都市政策研究会2018年9月例会感想

医療・介護の連携の問題から、自治体の課題を考えるきっかけに                                    I .   T. ・現場は知らない2025年問題  今回、古都さんから冒頭で団塊の世代800万人が75歳の後期高齢者になる2025年以降は、より医療・介護の需要が増してくるという、あまり聞きたくないような現実を聞きました。医療や介護の現場の職員・自治体職員は、薄々感じてはいても、現在でさえ日々の目の前の課題に対応するので精一杯で、余裕のない状態なのが現実ではと思います。ただ、2025年はあと6年ほど。あっという間に来てしまう時間です。 ・自治体が今後求められる課題は  古都さんからは、医療・介護の需要増加に対して基本の視点や様々な解決案も提示していただきました。特に印象的だったのは、「介護や医療の利用者の立場から、利用者の生活全般をどう見ていくかという視点が重要」ということでした。医療費の削減のためとはいえ、利用者にとっては本来当たり前のことが、結局は大事なことなのです。  振り返って自治体はどうでしょうか。古都さんによれば、自治体職員は以前にもまして地域での調整役になることが求められるとのこと。その話を聞いて、例えば自分の所属する自治体の実情を考えてみると、まだ多くの課題があるなと改めて感じました。医療・介護の需要の増加はもう待ったなしです。利用者の生活全般を考慮しつつ、地域での調整役になれる力量を持った職員が現状より少しでも増えるよう、各自治体ができることからやっていくべきと思いました。

現代都市政策研究会2018年9月例会案内

テーマ「医療、介護の連携を考える」 講師  古都賢一氏 ( 独立行政法人国立病院機構副理事長 )   高齢者が住み慣れた町で暮らしたいと思うのは、切実で自然な要望だ。そのためには、自分が健康であると同時に、心地いい人と人の関係が地域に必要となる。高齢者福祉、地域福祉、健康福祉、障害者福祉が一体となって取り組む支えあいのテーマだ。 高齢者福祉の介護予防事業を推進する地域包括支援センターが新たな課題として「地域生活支援総合事業」として介護予防事業を展開しているのはこの考えによる。 一方でかかりつけ医、2次医療機関、3次医療機関と病院も多層な配置がされており、健康を支えているが、在宅に戻ってからのことがはっきりしないと、特に高齢者にとって退院は難しい。年齢を重ねれば健康維持に時間と手間がかかり、在宅医療と介護の連携が不可欠となる。在宅と施設、病院、薬局、介護事業者が専門機関として協力し、市民との支えあいもある地域社会へむけて、今後の展望も含め国のスーパー職員である古都さんにお話を伺う。   ( 文責 大石田 ) 1. 日時  201 8年 ( 平成30年 ) 9月30日 ( 日 ) 午後 2 時~午後 4 時 30 分 2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室 ( 2 )

現代都市政策研究会2018年7月例会感想

一筋縄ではいかない現実 T.     M.     都市研 7 月例会では、『いわゆる「ごみ屋敷条例」の制定・運用の実態と課題~自治体のごみ屋敷対策の動向から~』をテーマに、出石 稔さん ( 関東学院大学法学部教授・関東学院大学副学長 ) にお話を伺いました。 出石さんからは、「ごみ屋敷」という言葉は百科事典にも載るようになり、最近の社会現象になっている。ごみ屋敷問題は本人の意思とは別に、 (1) 近隣住民への影響など住環境の問題 (2) 防犯・防災上の問題 (3) 景観破壊などまちづくり上の問題などから条例を制定する立法事実が存在し、条例による財産権の制限を合憲とした「奈良県ため池条例」判決を契機に、ごみ屋敷問題についても大都市を中心に条例が制定され、対策が取られるようになった。条例制定にあたっては、京都市や横浜市のように、福祉的な視点を条例に加え、運用において成果が出てきている自治体もあるとのことでした。 私自身は、現在、社会福祉協議会に籍を置いていることから、地域福祉の観点から、「ごみ屋敷問題は制度の狭間の問題」、個別支援だけではなく CSW( コミュニティー・ソシャー・ワーカー ) が地域住民も巻き込んで、どう地域の問題として解決を図るかが大きな課題と捉えていました。 出石さんも、「ごみ屋敷問題は、法の空間にあって制度の狭間にある問題」であり、ごみ屋敷条例 ( 対策 ) の展望として、 (1) 適正な管理と (2) 支援等における福祉的対応 (3) 地域との協働の三位一体取り組みが不可欠と指摘されていたことに、共感を覚えました。 とはいえ、今年 4 月に施行された横須賀市のごみ屋敷条例に基づき、 8 月に県内初の行政代執行が行われたというニュースに触れ、一筋縄ではいかない問題でもあるなとも感じたところです。

現代都市政策研究会2018年7月例会案内

テーマ「ごみ屋敷対策を考える~政策法務と実践の両論から~」 講師  出石 稔氏 ( 関東学院法学部教授 ) ごみ屋敷は、社会的孤立の象徴とも言われています。そんなごみ屋敷が最近増えています。 伺ってみると、ごみ屋敷の住人には、高齢で体力が弱ったり、身体や精神、知的に障害があったりする人もいます。また親しい家族を亡くした喪失感から心の時計が止まってしまい、片付けができなくなる人もいます。単に「汚いから片づけなさい」だけでは済まない複合的な課題を抱えている方が多くいます。 「制度の狭間」の問題として地域で生きづらさを感じている方々を地域住民とともにどのように解決していくことができるか、地域福祉の大きな課題でもあります。 自治体によっては、コミュニティーソーシャルワーカー (CSW) を配置し、ごみ屋敷問題をはじめ様々な課題に取り組んでいるところもあります。 都市研7月例会では、横浜市と横須賀市のごみ屋敷対策審議会の会長・委員長を務めている出石 稔氏に政策法務と実践の両論からごみ屋敷対策についてお話を伺います。 ( 文責 室地 ) 1. 日時  201 8年 ( 平成30年 ) 7月29日 ( 日 ) 午後 2 時~午後 4 時 30 分 2. 場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室 ( 2 )

現代都市政策研究会2018年6月例会感想

ランダムサンプリング M.  O.    都市研 6 月例会のテーマはランダムサンプリング。三鷹発の新しい市民参加の手法として実験的に導入されたものだ。三鷹 JC の吉田さんが大規模ワークショップの計画つくりの次の一手として行政に話をもちかけ、当時の市長、副市長がその話にのったのだ。   三鷹の市民参加の手法はコミュニティカルテ、まちづくりプラン、まちづくり懇談会、まちづくり市民会議と大規模ワークショップと続いたが、問題の本質は市民の要望を受け止められたのかという点にある。市民参加を制度として機能させるため、目新しさと「市民はすばらしい」という幻想を用意したのではないか。あるいは実は行政の名誉作りだったのかも知れない。   結果としては、「こどもの安全」のような大きなテーマで差しさわりのない協議を年に 1 回実施しており、熟議とは程遠い状況が続いている。多層な市民参加の手法の一つとして、多くの自治体がトライし、工夫をしてほしい手法ではあるが大切なことはそれを生かす行政の姿勢だ。   長野先生は自治体学会編集部会で一緒に学会誌作成を手がけていた好人物で若くてこれからの学者だ。是非この手法をほんものの市民参加として全国に広め、サイレントマジョリティも参加する行政へと改善を進めてほしい。   市民はすばらしいのではない。市民は主人公であり、評価すべき対象ではないことは付言しておきたい。特定の地域の市民がすばらしいのではないからだ。